交通事故で追突されて、首が痛む...
いわゆる「むち打ち症」といわれる症状ですが、
交通事故の被害にあった場合などによくある相談です。
そこで今回は、むち打ち症について説明していきたいと思います!
まず、むち打ち症とはどういったことをいうのでしょうか?
「むち打ち症」は、主に
自動車の追突、衝突、急停車等によって首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状を総称したものです。
しかし「むち打ち症」は,正式な傷病名ではなく、「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれます。
多くの方は次のような傷病名に診断され,様々な症状がでてきます。
むちうち症は、自覚症状がすぐに現れないものも多く、
事故受傷数日から10日前後、もしくは数週間から数ヶ月後に強い症状が出るものもありますので、早めに診察を受け、むち打ち症の有無を確認することがとても大切なのです。
一般的にむちうち症はレントゲン・MRIに異常をきたさないことから、整形外科等ではあまり親身に治療をしていただけないことが多く、周りの人からも「見た目は元気そうだけど・・・」などと言われてしまい、辛さをなかなか理解していただけません。
そんなむち打ちの症状とは?
具体的な症状は以下のようなものです。
◦首筋、背中、肩などの凝りや痛み

◦頭痛
◦耳鳴り
◦めまい
◦吐き気
◦手足の痺れや震え
◦食欲不振
交通事故の後にこんな症状が起こったら、むち打ち症かもしれません。
なるべく早く病院や整骨院にかかって、適切な治療を受けるようにしましょう。
むち打ち症は、目に見えないからこそ、完全に良くなったかどうかの診断が難しいともいえます。
治療を受けているうちに、一時的に体のバランスが良くなって、症状が和らぐことがあります。
でも、またちょっとしたショックで悪化してしまったり、気候や着ている服などの影響で体調が良くなったり悪くなったりすることもあります。
むち打ちの治療を受ける際には、
「良くなったからもう通院しなくていい」というような自分勝手な判断は禁物です。
また、整骨院では天候などの外部からの影響をなるべく少なくできるように、普段の生活指導なども行っています。
むち打ちは完全に治すことが難しい病気ですが、きちんと治療を受けて、ちょっとした行動にも注意を払うことで、体をできるだけ元の状態に近づけて痛みや不快感のない生活ができるようになるのです。